西国分寺レディースクリニックの脱毛の特徴や大手との違いを、院長に直撃取材しました

「医療脱毛したいけど、美容専門のクリニックは気後れしてしまって行きにくい」。

そんな人におすすめしたいのが、JR中央線西国分寺駅から徒歩1分にある、「西国分寺レディースクリニック」です。

“レディーストータルケア”を目指すクリニックとして、婦人科を中心に産科・美容外科・性感染症内科を兼ね備えています。診察を担当する院長も気さくなので、美容外科が初めての人にも敷居が低いです。もともとが産婦人科のドクターなので、VIO脱毛の相談もしやすいでしょう。

今回は私の長年のかかりつけ医でもある佐藤力（ちから）院長に、西国分寺レディースクリニックの脱毛の特徴や、大手クリニックとの違いを直撃取材しました。

脱毛は医療行為なので、医師の指導の下に行うのが安心

――永久脱毛と誤解してエステの光脱毛を選んでしまう方も多いですが、専門医の立場からエステの脱毛と医療脱毛の違いを教えてください。

佐藤　まず、脱毛というのは毛根を破壊するもので「医療行為」に該当するので、本来は医師の指導の下で行う必要があります。看護師ですら、医師に無断で勝手に施術することはできません。それだけ正確な知識・技術がないと危険な行為だということです。

さらに、医師でないと医療用脱毛器は輸入できないので、エステの脱毛器はどうしても性能が劣ります。永久脱毛はまず無理ですし、機械の値段もまったく違います。うちで使っている「ライトシェアデュエット」という脱毛器は1,200万円くらいですが、エステの光脱毛器は200～300万円ほど、高価なものでも400万円程度です。

――やはり永久脱毛ということになると医療機関でないと難しいのですね。とはいえ、料金の安さからエステの方がよいと考える方も多いです。医師として、そういう方に伝えたいことはありますか？

佐藤　エステの光脱毛は確かに初期費用は安いけれど、永久脱毛ではない＝ずっと囲われ続けることになるので、長い目で見ると決して安いものとはいえません。安全性と効果の高さを考えても、できれば医療機関で施術を受けて欲しいですね。

皮膚科などの医療機関に比べて、エステの方が市場規模が10倍ほど大きいですし、宣伝にも力を入れているので、どうしてもそちらに行く人が多いですが、「エステの脱毛で火傷した」なんて話もよく聞くでしょう？

その上、それほど効果が期待できるものではないので、「エステで脱毛したのに抜けなかった」という患者さんが相談にやって来ることも少なくないのが現状です。法律の話を抜きにしても、実際問題としてエステの脱毛はトラブル頻度が高い感は否めません。

医師が監修しているエステなどもありますが、本当に脱毛したいなら医療レーザー脱毛が一番安くて早いです。

痛みの少ないレーザーで、麻酔も無料

――ライトシェアデュエットは痛みが少ないと聞きますが、従来のアレキサンドライトレーザーと比べて本当に痛みが少ないのでしょうか？

佐藤　ライトシェアデュエットは照射口が－４度に冷却されるようになっていて、肌を冷やしながら照射できるのでだいぶ痛みが少ないです。

アレキサンドライトレーザーは肌をジュッと焼く感じなので拷問ですね（笑）。ライトシェアデュエットもVIOや男性の髭はかなり痛いですけど、麻酔クリームを使えばデリケートな部位でも多少痛む程度です。

――麻酔代は別途かかるのでしょうか？また、麻酔の予約は必要ですか？

佐藤　麻酔は仕入れが高価ということもあって、ほとんどどこも有料ですよね。うちも昔は有料だったのですが、今は無料にしています。麻酔がないと患者さんが痛がって出力を上げられないので、脱毛がなかなか進まなくて。それで、もう麻酔はサービスにしようということで、特にVIOは必ず麻酔をしています。

麻酔が効くまで10分ほど待たないといけませんが、うちはそこまで予約をめいっぱい詰め込んでいないので、予約の時点で申し出がなくても麻酔は使えます。

――最近はより新しい「メディオスター」も登場していますが、ライトシェアデュエットにこだわる理由はありますか？

佐藤　僕はライトシェアデュエットの方が脱毛効率がよいと思います。ライトシェアデュエットは照射のときに肌を吸引して薄く伸ばすようになっているのですが、そのおかげでレーザーが毛根に届きやすいんですね。

照射口の面積が広いので施術時間も短くて、脇なんかだと「パン！パン！パン！」という感じで10秒ほどで当て終わります。短時間で終わる方が、患者さんもスタッフも負担が少なくて済むので、その点も気に入っています。

それと、医療用脱毛器の中では比較的歴史が長く、世界でもっとも多く使われている機種なので、信頼性が高いということも大きいです。またそろそろ新しいものが登場するかもしれませんが、現時点では一番おすすめの機種ですね。

他のクリニックでは難しい色黒肌も対応可能

――ライトシェアデュエットの欠点として色黒肌は施術できないと聞きますが、地黒の人などは難しいでしょうか？

佐藤　実は希少な症例として、ライトシェアデュエットで黒人の患者さんを施術したことがあります。本当に真黒なタイプの黒人さんだと難しいですが、その患者さんは黒人の中でも比較的色が薄い方だったので、出力を調整することで何とかいけました。

少しでも出力が高いと肌の色素に反応してすぐに火傷してしまいますので、通常より時間がかかりますし、患者さんも施術スタッフも苦労しましたが、どうにか効果を出せました。黒人の方でも頑張ればできたので、日本人の地黒程度なら余裕で対応できます。

ただし、だからといって日焼けして来るのはダメですよ（笑）。肌が炎症を起こしていると施術できませんからね。

――それは貴重なお話を聞けました。ちなみに事前のシェービングは自分でしないとダメでしょうか？

佐藤　シェービングはそれだけでかなり時間がかかってしまうのと、その場で剃ると肌に傷をつけてしまった場合にその部分は施術できなくなるので、前日に自分で剃って来ていただくようにお願いしています。カミソリだと危ないので、電気シェーバーで剃っていただくのがよいですね。

ですが背中などは自分では無理なので、それはこちらで品質の高いシェーバーを使って無料で剃ります。Oラインも基本は自分で剃ってもらいますが、どうしても剃り残しが出る部分なので、怪我をしない程度に剃ってもらえれば残りはこちらで剃ります。

まったく剃っていないなど努力の形跡が見られない場合はシェービング料1,000円を戴いていますが、シェービングに関しては自分で行うには限界がありますので、そう厳しいことは言いません。

個人クリニックだからきめ細かく対応できる

――有名クリニックに通っている方から「予約が取れない」と聞くことが多いのですが、予約の取りやすさはどうですか？どのくらい前なら予約できますか？

佐藤　大手クリニックの場合はとにかく回転を早くして、ベルトコンベア式に多くの患者さんをさばいていかないといけませんが、うちはメインは婦人科ですし、抱えている患者さんの数もそこまで多くはないので、3日くらい前までであればほぼ予約できます。

前日だとさすがに厳しいですが、何ヶ月も前に予約しないとダメということはありません。契約後にそれでは患者さんが困ってしまいますからね。

施術自体も患者さんに合わせて、オーダーメイドで行います。例えば全身脱毛の一年コース（6回）だとまだ少し毛が残ってしまいがちですが、その場合は毛が残っている部位だけ半額で追加できるようにするなど、患者さんと相談しながら決めていきます。

そういう細かいところまで、患者さんに合わせながらフレキシブルに対応できるのは、個人クリニックの強みだと思います。あとは小さなクリニック故に患者さんの反応がダイレクトに届くというのもあるので、なるべく不満が出ないように考えますね。

――確かに大手では難しいであろうところまで配慮が行き届いていると感じました。最後に、医療脱毛を検討している方へメッセージをお願いします。

佐藤　当院の脱毛は患者さんにも満足していただけているようで、お友達やご家族などから評判を聞いて来る方が多く、もともと婦人科で通っていて、「脱毛もここで」という方もいます。お母さんの紹介で、小学生や中学生の娘さんが脱毛の施術を受けに来るケースもありますね。

患者さんの負担が少ないようにという思いから、施術料金も安めに設定しています。美容外科を主とするクリニックではないので、無理に勧誘するといったこともありません。

良心的な医療の提供を心がけており、スタッフもみんなやさしいので安心していただけると思います。ムダ毛にお悩みでしたらお気軽にご相談ください。