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「ヤグレーザーは脱毛と一緒にほくろとかシミも消せるって本当?」、「ヤグレーザーは男のヒゲにも効果がある?」
この記事では、医療脱毛に使われるヤグレーザーはどんな脱毛器なのかを解説します。他のレーザー脱毛器との違いや、ヤグレーザーの特徴、ヤグレーザーがおすすめの人と不向きな人についても紹介しています。
ヤグレーザーで脱毛できるおすすめクリニックも紹介しているので、参考にしてください。
ヤグレーザーとは?いったいどんな脱毛機?
ヤグレーザーとは
ヤグレーザー(YAGレーザー)の、YAGとは、イットリウム・アルミニウム・ガーネットの頭文字で、ヤグレーザーはこれら3つの結晶を用いて作られているレーザーです。脱毛機以外にも医療機器として広く使用されているレーザーで、工業用製品としても広く出回っています。
ヤグレーザーは、高出力のレーザー光が、皮膚の深いところにあるメラニン色素に作用することで毛根の再生組織を破壊して脱毛します。
日本で主に使われているレーザー脱毛機には、ヤグレーザーの他、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーがあります。他のレーザー脱毛機と比較して、ヤグレーザーは、波長が「1064nm」と最も長いという特徴があります。
レーザーは波長が長ければ長いほど、皮膚の奥まで光が到達します。よって、ヤグレーザーは毛根の深いムダ毛にも脱毛効果を発揮できるのです。
ヤグレーザーと他のレーザーとの違い
ヤグレーザーの他、脱毛に使われるレーザーにはアレキサンドライトレーザーと、ダイオードレーザー(レーザー式と蓄熱式)」があります。
以下の表は、ヤグレーザーと、他のレーザー脱毛機の違いを表で示したものです。
ヤグレーザー | アレキサンドライトレーザー | ダイオードレーザー(レーザー式) | ダイオードレーザー(蓄熱式) | |
---|---|---|---|---|
波長の長さ | 1064nm | 755nm | 810nm | 810nm |
脱毛効果 | 非常に高い | 非常に高い | 高い | 高い |
痛み | あり | 少しあり | ほぼなし | なし |
肌トラブル | 赤みなどの炎症が起こることも | なし | なし | なし |
美肌効果 | あり | あり | なし | なし |
産毛への効果 | 多少はあり | なし | あり | あり |
日焼け肌の施術 | できる | できない | できる | できる |
冷却ジェルの使用 | なし | なし | なし | あり |
毛根の深い毛にも脱毛効果を発揮
YAGレーザーは、レーザーの波長が他のレーザー脱毛機に比べて格段に長いです。そのため、肌の奥までレーザーの光が到達します。これにより、深い位置に生えている毛に効果を発揮することができます。
具体的に、脇毛やVIO、男性のヒゲなど、性毛と呼ばれる毛は、皮膚の深い位置に生えています。ヤグレーザーはこのような根深い頑固な毛に最も効果を発揮するのです。
また、肌の奥までレーザーの光が到達することで、肌表面の日焼けなどを気にせずに照射できます。そのため、日焼け肌や色黒の人、色素沈着がある部分であっても脱毛可能です。
他の脱毛機と比べて痛みがかなり強い
YAGレーザーは、毛根が深い位置にある根深い毛にも効果を発揮できるため、非常に脱毛効果の高いレーザーと言えます。しかし、効果が高い分、他の脱毛機と比較して非常に痛みが強いです。
また、威力が強いため、赤みなどの炎症が起こったり、乾燥してしまったりと、施術後の肌トラブルが起きやすいです。YAGレーザーで施術する場合は、施術後鎮静したり、保湿を行ったりと、しっかりとアフターケアを行う必要があります。
ヤグレーザーの特徴
頑固な根深い毛だけでなく産毛にも効果がある
ヤグレーザーは、ワキやVIOといった濃く太い性毛と呼ばれる毛に効果があるのは前述の通りです。そのため、産毛のような細くて色素の薄い毛には効果がないように思われます。
しかし、ヤグレーザーは、レーザーの波長が長いため、産毛のような細くてメラニン色素の薄い毛の毛根にもダメージを与えることができるのです。
ヤグレーザーなら、太くて濃い毛だけでなく、顔や指などもしっかりと脱毛することができます。
ヤグレーザーは硬毛化になりにくい
医療レーザー脱毛では、レーザーの照射によって逆に毛細胞が活性化してしまい、ムダ毛が濃く太く見えてしまう「硬毛化」のリスクがあります。しかし、ヤグレーザーは、他の脱毛機に比べ硬毛化のリスクが低いです。
硬毛化が起きる原因ははっきりとはわかっていませんが、一因としてレーザーのパワーが弱く、破壊しきれなかった毛根が、再びレーザーの光によって刺激されることで活性化してしまうと考えられています。
ヤグレーザーなら、深部の毛根にもダメージを与える可能なので、硬毛化のリスクが低いというわけです。
ヤグレーザーは脱毛しながら美肌効果も期待できる
ヤグレーザーは、そばかすやシミ、傷跡などのレーザー治療にも用いられて、美容目的で使用されることが多いレーザーです。
レーザーが肌の深部にあるコラーゲンの生成を促してくれるので、シミやシワの改善に効果があります。また、皮脂腺にもダメージを与えるため、ニキビができにくくなる効果もあります。
脱毛しながら美肌効果も期待できるのは、一石二鳥です。
ヤグレーザーがおすすめの人と、不向きな人
ヤグレーザーは太い毛をしっかりと脱毛したい人や肌もきれいにしたい人におすすめ
ヤグレーザーは、ワキやVIOなどの頑固な濃く太い毛をしっかりと脱毛した人や、脱毛しながら美肌になりたい人におすすめです。
ヤグレーザーは、脱毛に比べて波長が長いため、ワキやVIOなどの深部に生えている、太く濃い毛に最も効果を発揮します。他のレーザー脱毛機で施術して濃い毛が残ってしまい、脱毛効果に満足できなかった人でも高い効果を実感できる可能が高いです。
また、ヤグレーザーは、美容目的で使われることの多いレーザーです。レーザーが肌の深部にあるコラーゲンの生成を促してくれるので、シミやシワの改善に効果があり、ニキビの改善も期待できます。脱毛しながら肌もきれいにしたい人におすすめです。
痛みに弱い人や敏感肌など肌が弱い人にはおすすめできない
ヤグレーザーは痛みに弱い人や敏感肌やアトピー肌などで肌が弱い人にはおすすめできません。
ヤグレーザーは、波長が長く根が深い頑固な太い毛にも効果を発揮します。それだけ威力が強い脱毛機のため、痛みが他のレーザーに比べて非常に強いです。ワキなど痛みを感じにくい部位であれば問題なく脱毛できるという人もいますが、顔やVIOといった痛みを感じやすくデリケートな脱毛箇所には不向きです。
また、ヤグレーザーは威力が非常に強いですが、照射時に冷却用のジェルを塗布しないで施術を行います。そのため、施術後は肌が軽い火傷をおった状態となり、炎症を起こして赤くなるケースがあります。
医療レーザー脱毛の場合は、どのレーザーで脱毛しても脱毛箇所が赤くなることが起こりえますが、ヤグレーザーの場合はそのリスクが非常に高いです。敏感肌やアトピー肌などで肌が弱い人は肌トラブルが起きやすいため、おすすめできません。
全身脱毛したい人には不向き
多くのクリニックで、ヤグレーザーをメインの脱毛機として導入しているところはありません。アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーでまんべんなく脱毛し、それでも残ってしまった頑固な毛に使われる場合がほとんどで、ヤグレーザーはあくまでも補佐的な役割で用いられています。
ヤグレーザーは痛みも強く、脱毛機の構造上照射漏れが起きやすいため、広範囲の脱毛には向いていないからです。そのため、全身すべてをヤグレーザーで脱毛したいというのは難しいです。
ヤグレーザーで脱毛したい人は、毛質や肌質によって脱毛機を使い分けてくれるクリニックを選ぶと良いでしょう。
ヤグレーザーを導入しいているおすすめクリニック
ヤグレーザーを導入しているクリニックまとめ
以下の表は、ヤグレーザーを導入しているクリニックを一覧にしたものです。
なお、ヤグレーザーには、「ロングパルスYAGレーザー、ジェントルYAG、G-MAX(G-MAXPro)」などの種類があります。
ロングパルスYAGレーザーはYAGレーザーの中で最も波長が長いという特徴があります。
ジェントルYAGは大手のクリニックで導入されていることが多い機種で、照射と同時に炭酸ガスが噴射されるという特徴があります。
G-MAX(G-MAXPro)は、アレキサンドライトレーザーとの複合機となっており、肌質や毛質による効果のばらつきを防ぐ役割を果たしてくれます。
脱毛機 | クリニック |
---|---|
ジェントルYAG | リゼクリニック ドクター松井クリニック フェミークリニック |
G-MAX(G-MAXPro) | フェミークリニック 表参道スキンクリニック アイエスクリニック |
YAGレーザーを導入しているクリニックならリゼクリニックがおすすめ
リゼクリニックは脱毛料金が安く、シェービング料などがかからない良心的なクリニックです。
施術にはライトシェアデュエット、メディオスターNexT、ジェントルYAGの3種類のレーザーを毛質や肌質により使い分けてくれます。
肌トラブルに対する保証も充実しており、硬毛化が起きた際も再照射が1年間無料です。
YAGレーザーは男性のひげ脱毛にも効果的
YAGレーザーは皮膚の深部に根深く生えている毛に最も効果を発揮するため、男性のひげ脱毛にも効果的です。肌が黒い人でも施術できるため、顔が日焼けしていても対応してもらえる場合が多いです。YAGレーザーでひげ脱毛する場合は、メンズリゼクリニックがおすすめです。
まとめ
YAGレーザーはイットリウム・アルミニウム・ガーネットの3種類の結晶を用いて作られているレーザーです。他の脱毛機に比べ、レーザーの波長が長いため、皮膚の深部に生えている毛根に最も効果を発揮します。よって、脇毛やVIO、男性のヒゲなど濃く太い毛をしっかり脱毛したい人におすすめです。
また、レーザーの光が、肌の深部にあるコラーゲンの生成を促してくれるため、シミやシワの改善にも効果があり、ニキビができにくくなる効果もあります。脱毛しながら美肌効果も期待できるため、肌をきれいにしたい人にもおすすめです。
ただし、痛みが非常に強く、施術時に赤みなどの肌トラブルが起きやすいです。痛みに弱い人や敏感肌やアトピー肌など肌が弱い人にはおすすめできません。
全身脱毛にも不向きなので、そのような場合アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーを導入しているクリニックで脱毛した方が良いでしょう。